思い出とともに~温もり~ [MFL短編の何か]
その夜を境に、僕は時より夢を見るようになる
暖かくて優しくて女の人や素敵な男の子…それから老人達。
夢の中の僕は幸せそうに笑っていた。でも夢が覚めると…
僕は目から水が溢れていた。ふらせーるに聞いたらこれは「涙」って言うみたい。
「ふらせーるぅ涙はどんな時に出るの?」
んーそうだなぁ…まぁ悲しい時、辛い時…それから嬉しい時だな☆
「そっかぁいろんな時に出るんだぁ^^。じゃあ、ふらせーるも涙流すの??」
不意を突かれたのかふらせーるは困ったように笑い、頬をぽりぽりと二回掻きしばらく考え込んだ。
クスクス ぁはははは♪ フフッ
とピクシー達が笑い始めた。
そうだなぁ…俺は泣かない。と少し照れて、フンッと鼻息を立てて強気に言った。
ソレが妙に可笑しくて、僕も皆と笑い合った。ふらせーるも最期は堪えきれず笑っていた☆
こんな日がいつまでも続けばいいなって頭の中で思う。
つづく
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